足の外科虎の穴

足の外科を生業とする整形外科医 小林勇人のホームページ

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整形外科な日々

興味深い数字

先日Foot & Ankle International (FAI)のEditorial (BJ Sangeorzan MD)に興味深い記事を見つけました。

“(前略) FAI continues to attract more submissions each year, increasing from 408 in 2007 to 668 in 2013 and with an anticipated total of about 800 submissions this year. While this has resulted in a gradual decrease in our manuscript acceptance rate, from 43% in 2010 to about 30% currently, … (原文ママ)” (さらに…)

書評

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先日どうしても必要な英語論文があったので、掲載された本を丸ごとAmazonで12,639円にて購入しました(電子版8,279円、Kindle版6,569円)。当院は市中の小規模病院(113床)の割に、院長の方針で学術活動の面は大変恵まれており、医局秘書さんにお願いすれば、大概の和文・英文論文が容易に(タダで)手に入ります。しかし、なぜかFoot Ankle Clinだけインパクトファクターもあるのに、国内のどこの大学図書館にもないらしく、昔から手に入りませんでした。 (さらに…)

Western Little Kyoto

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先日新幹線と特急を乗り継ぎ、片道6時間かけて「西の小京都」に2泊3日で行ってきました。もちろん仕事を休んでいるので温泉旅行目的ではなく、某総合病院で両足の同時手術という、若干無茶なミッションのためです。 (さらに…)

2nd Japan Korea Knee Osteotomy Symposium

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先日北海道大学の学術交流会館で開催された2nd Japan Korea Knee Osteotomy Symposiumに参加してきました。分かりやすく説明すれば膝周囲の骨切り術(around knee osteotomy)というコアな分野を生業とする関節外科医の集まりです。余談ですが韓国で開催されるとKorea-Japanですが、日本で開催されるとJapan-Koreaに名称が変わるようです。なんか早大でいう早慶戦と、慶大でいう慶早戦と同じでライバル心むき出しですね(笑)。 (さらに…)

Key wordsにまつわるetc.

去る8月2日に論文①のproof (ゲラ刷り)が出戻ってきました(ー_ー)!!。ジャーナルのコピーライターが校正したproofを、7月26日に訂正箇所なしで即日戻したところ、どうやら最終チェックでEditorがまたもやKey wordsの変更を要求してきたようです。一発acceptされた論文②に引き続き、Key wordsの受難が続きます(笑)。 (さらに…)

Journal Impact Factor 2014

7月30日にJournal Impact Factor 2014が発表されました。Impact Factor (IF)とは簡単に言えばジャーナルの格付けであり、レストラン業界におてるミシュランガイドのようなものです。しかしここで間違っていけないのはIF≠ ジャーナルの難易度であり、IF≠ 掲載論文の重要度ということです。とは言え論文の執筆や投稿にあたってはやはり気になるところです。以下のデータはJournal Impact Factor 2014からの抜粋です。 (さらに…)

With Editor

先日某ジャーナルに投稿した英語論文が「With Editor」状態のまま1か月が経過した… Manuscript DraftをダウンロードしてみるとKey Wordsが勝手に変更されており、Editor Kickは回避しているとは思うのだが(Rejectするつもりなら面倒な変更などしないはず?)、なぜだかReviewerにはまだ回っていない。 (さらに…)

JFAS投稿記 (Part 1)

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先日某英語論文がJournal of Foot & Ankle Surgery (JFAS)にめでたくacceptされました。近年、特にインパクトファクターを有するジャーナルへの投稿数が爆発的に伸び続けているようです。今回私は初めてElsevier Editorial Systemのお世話になったので、今後JFASに投稿を考えている先生方への一助にでもなれば幸いです(ちなみにJFASにはarticle historyの掲載はありません)。 (さらに…)

1例目の骨切り術から14年

130903kakiuchi_L-ankle_AP先日神戸で開催された日本整形外科学会総会で大学院時代の同期K先生と久し振りに再会しました。お互いの近況報告などで盛り上がっていると、話の中で14年前に私が最初のopening wedge distal tibial osteotomyを行ったMKさん(当時48歳)が、いまだに元気にK先生の「足の外科」外来に通院していることを知りました。後日メールで送信してもらった術後14年のレントゲンを見ると✖▽(-“-)!?という感想ですが、当時私は整形外科3年目の駆け出しだったということで、厳しいご指摘はご勘弁ください(言わんとすることは分かっています)。当時は腓骨の重要性があまり認識されていなかったのでしょうか、今では腓骨をこのような低い位置で切りっぱなしにする施設はないはずです(そう信じたい)。 (さらに…)