脛骨骨幹部骨折は交通事故や転落事故などの高エネルギー外傷で発生することが多く、軟部組織が菲薄なため開放骨折となることがよくあります。当院では開放創が1cm以下で汚染のないGustiloⅠ型に対しては一期的に内固定を行いますが、Ⅱ~Ⅲ型に対しては安全・確実性を重視し、イリザロフ創外固定器によるdefinitive fixationを行っています。閉鎖性骨折の場合は内固定の適応となりますが、十分な長さ、太さの髄内釘を使用して両端を3本以上の横止めスクリューで強固に固定し、早期リハビリテーションを行っています。
AO type 42-B3.2脛骨骨幹部骨折