足の外科虎の穴
足の外科を生業とする整形外科医 小林勇人のホームページ
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種子骨障害
種子骨障害
母趾の外傷や変形、骨軟骨炎、骨壊死、感染などによって、母趾底側にある種子骨に疼痛や腫脹が生じる病態を種子骨障害といいます。大半が脛側種子骨(内側)に発生しますが、まれに腓側種子骨(外側)や趾節間関節種子骨にも見られます。治療としては、まずクッション性の良い靴を履いて前足部の安静を保ちます。また母趾底側の荷重を減らす中足骨パッド付き足底挿板も有効とされます。保存療法に長期間抵抗する場合は種子骨摘出術を行います。
脛側種子骨障害に対する摘出術
趾節間関節種子骨障害に対する摘出術