足の外科虎の穴

足の外科を生業とする整形外科医 小林勇人のホームページ

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諸国放浪記

日本スポーツ整形外科学会2024

先日大隈記念講堂(早稲田大学)、リーガロイヤルホテル東京で開催された日本スポーツ整形外科学会に参加してきました。3年ほど前に日本足の外科学会で同じ会場に来ましたが、日本スポーツ協会公認スポーツドクターの資格更新もあり、まさかの再来(viederkommen)となりました。

当日は6:22静岡始発の新幹線で会場に向かいましたが、受付を終えたのが9時半過ぎで朝イチのセッションは会場が満員で入れず残念賞… 。やはり会場が新幹線の駅から遠いと当日の現地入りは厳しいものがありますなぁ。品川駅から山手線で高田馬場駅下車、その後徒歩20分以上かかって早稲田キャンパスに到着しました。

早稲田大学は大隈記念講堂を除く(?)、ほとんどの建物がきれいに建て直されており、さすが私学の雄(羽振りが良い)という感じがします。実は2020年に亡くなった父親の母校が早稲田大学だったので、60年くらい前にこの界隈に父がいたかと思うと感慨深いものがあります。

学会期間中は天気もよく連日35℃近い暑さでしたが、会場はエアコンが効いて寒いくらい。「クールビスでお越しください」ということでしたが、メーカーさん(座長も)を中心にまだ背広いネクタイという方がいました。地球温暖化で学会も将来的には短パン& ポロシャツになる日が来るのでしょうか?

今回の学会では「OWHTOを安全・確実行う… 」と「リバース肩導入後の10年… 」の講演(ランチョンセミナー)が最も印象に残りました。どんどん新しいインプラントも開発導入されており、まだまだ学ぶべくことが多いことに気づかされた2日間でした。

高校同窓会

先日、横須賀市内で開催された出身高校の同窓会(卒後35年)に参加してきました。一クラス47名のうち、30名が参加と大変盛況な集いとなりました。

同窓会の案内は3か月以上前からあったのですが、3日前(8/8)に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発令、2日前(8/9)に神奈川県西部で震度5弱(M5.3)の影響で新幹線が一時運休するなど、こんなご時世に県外に遠出することを悩みました。が、不要不急の外出には該当しないので、帰省も兼ねて思い切って参加してきました。

私は高校時代と比べ20kg以上痩せており、髪型(昔ツンツンヘアおよびパーマ→今スポーツ刈り)も変わっているので、「お久し振り、コバヤシです!」と会う人会う人に挨拶して回りました。最近パーマかけた男子高校生ってみないですよねぇ(笑)。自分も事前に卒アルの写真と名前を確認したのですが、ビフォーアフターが違いすぎて、やはり約1名ほど名前を間違えた… (大変失礼しました)。

50歳半ば近くにもなれば病気で早逝する旧友がいることは予想していましたが、やはり1名不慮の事故で亡くなった方がいました(合掌)。特に大病もせず、今元気に生きていることに改めて感謝したいですね。

恩師は傘寿を迎えておりましたが、まだまだ元気そうでした(整形外科的な医療相談をされましたが… )。改めて授業・生活態度の悪い生徒で申し訳ございませんでした… (懺)。いろいろとありがたいお言葉もいただき、我々元生徒にとってはいつまでも先生という感じでした。

楽しい時間もあっという間に過ぎ、同窓会はお開きとなりました。その後も幸い地震や交通トラブルはなく、予定通り無事に静岡に戻ることができました。幹事の皆様、忙しい中同窓会の企画、本当にありがとうございました。

ちなみに新幹線(新横浜駅)はめちゃ混みで、神奈川県民はあまり旅行・イベントを自粛している印象はなかったです。

鹿島 vs 横浜FM (1-4)

先日前々から次男にせがまれていた鹿島アントラーズvs 横浜Fマリノスの一戦を観に日産スタジアムのアウェイゴール裏に行ってきました。今シーズンの鹿島の観戦はホーム磐田戦(3/30)、アウェイ藤枝MYFC戦(7/10天皇杯)、そして今回のアウェイ横浜FM戦(7/14)と3回目になります。

試合前のゴール裏決起集会にも参加、狭い通路につんざく鹿サポのチャントに次男は大喜びでした(川崎Fサポの長男は興味なし… )。正直、女子と子供にとっては若干危険な空間なのであまり近づかない方が無難と思われます。

鹿島アントラーズ【ゴール裏決起集会】2024年7月14日 (youtube.com)

肝心な試合は不可解な判定(DOGSO?)もあり、鹿島が先制するも終わってみれば1- 4の大敗となりました。予想はしていましたが、ゴール裏挨拶のブーイングは凄かった… 4日前の天皇杯からまさに掌返しです(私はひたすら👏)。

終了後は関内の某ホテルで一泊しましたが、セミダブルのベッドに大人1人と小学生2人で寝る羽目になり、めちゃキツかったです。3名で1泊16,000円と破格の値段だったので、お財布的にはありがたかったですが… 。

翌日は横浜公園(スタジアム)と中華街を散策し、昼過ぎの新幹線で静岡に戻りました。

翌日のYahoo!ニュースで前日の試合で大勝したにもかかわらず、横浜FMのハリーキューウェル監督が電撃解任されたことを知り、勝負の世界の厳しさを痛感しました。ACLで最高成績の準優勝、天皇杯(ラウンド16)、ルヴァンカップ(準々決勝)でいまだ勝ち残っていても、リーグ戦で12位じゃぁダメなんですかねぇ?

ACL Final 横浜Fマリノス vs アルアイン (2-1)

5月11日に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で開催された、ACL決勝戦の1st leg [横浜Fマリノス vs アルアイン(UAE)]を観てきました。昨年のACL決勝戦の2nd leg (浦和 vs アルヒラル)はチケットが数分で完売しましたが、今回はスタジアムが7万以上収容可能ということもあり、チケットの購入は比較的容易でした(来場者数53,704人)。

私(なぜかトリコロールメンバーズ)はメインSS席を大人5,000円、小人2,000円で購入しましたが、ダイナミックプライシングの影響で試合直前には大人9,000円、小人3,600円という驚きの価格で公式サイトで販売されていました。まさに良い席はお早めに… ですね。

この日は天候もよく(19℃)サッカー観戦日和でしたが、風がなかなか強く試合中にピッチ内にごみ袋がいくつも舞っていました。ACL決勝戦の独特な雰囲気は格別で癖になりますなぁ。

参考までに昨年の2022/23 ACL Final 2nd Leg (53,374人)の様子はこちらを、今年の2023/24 ACL Final 1st Leg (53,704人)の様子はこちらをご覧ください。

試合はアルアインが先制し、後半に横浜Fマリノスが2点を追加して2-1で初戦を勝利いたしました。当然試合後の会場は大盛り上がりでした。5月25日の2nd leg… 日本時間では25時キックオフとなるようですが、気になって寝れませんなぁ、これは。

5万3千人以上が来場したら当然終了後は混み混み。新横浜駅の在来線ホームは入場規制がかかり大変なことになっていました。私は小学生の男子2名と22時21分発のひかり号(満席)に乗り、 22時56分静岡駅に無事に到着しました。川崎Fサポの長男、鹿サポの次男も今回の弾丸ツアーにはご満悦のようでした。

追記: 5/25(日)25:00~の2nd legでマリノスは1-5で大敗し、アジア制覇の悲願は果たせず… 😿。

フロンターレ神社 (川崎F vs 札幌 3-0)

ハットトリックを達成したゴミス選手

先日川崎フロンターレ vs 北海道コンサドーレ札幌の試合会場(U等々力)に行ってきました。この日は元々横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で開催される、ACL決勝戦を観に行く予定でした。しかし、直前に昨年12月に開催された第103回天皇杯(川崎Fが優勝)で使用されたサイン入り試合球(6名)、サイン入りポスター(3名)、ピンバッジ(104名)のいずれかのプレゼントが当選したため、急遽受け取りのために等々力競技場へ寄り道することになりました。ちなみに川崎Fの会員限定イベントに当選したのは今回が初めてです。

後援会ブース

何が当たったかは当日のお楽しみということでしたが、私は予想通り3等に相当するピンバッジでした。お目当ての試合球はもらえませんでしたが、非売品のため川崎Fファンの長男は大喜びでした。

選手バスの入り待ちを終えた後、再度新横浜の日産スタジアムに向かいました。川崎Fの試合はスマホでネット観戦、結果はゴミス選手が来日後初得点となる3点を挙げ、3-0で札幌に快勝したようでした。

フロンターレ神社 静岡支所 (非公認)

その翌日に天皇杯ピンバッジは長男がラキューで作った、我が家のフロンターレ神社(非公認)に丁寧に祭られることになりました。青い鳥居、ダルマ、お賽銭(箱)となかなか凝った作りです。ちなみに本物のフロンターレ神社はこちら(↓)

本物のフロンターレ神社 (川崎フロンターレ公式HPより転載)

第68回日本リウマチ学会

先日神戸コンベンションセンターで開催された第68回日本リウマチ学会総会・学術集会に参加してきました。神戸三宮界隈のホテルに前泊していたところ、豊後水道でM6.4の地震があり、愛媛県と高知県で最大深度6弱を観測、神戸市内でもゆっくりとした揺れを30秒ほど感じました(震度1?) 。幸い大事にはならなかったようですが、最近(ここ数年)大きな地震が多いですなぁ… 。

4月からJCR会員アプリの運用が始まり、研修単位の管理が大分スマートになりました。なんでもペーパーレス、デジタルの時代なので、電子マネーはクレカとTOICAしか使ったことのない自分 (現金派) もそろそろおサイフケータイなどを考えなければ… 。

肝心な学会は整形外科的な内容の教育研修講演を中心に拝聴しました。なかでも「エビデンスに基づいた清潔手術の感染対策… 」が秀逸で知識をupdateすることができました。今後CEZの術後投与を術後48時間から24時間短縮するか迷うところです。

それともう一つ感銘を受けたのが生成AI (ChatGPT)に関する講演、自分はこの辺はかなり音痴なので衝撃を受けました。今時は英語論文も公にAIで作成するするなんて、なんか違和感がありすぎです。良いんだか、悪いんだか… 。

幸い学会期間中は天気にも恵まれ、有意義な時間を過ごすことができました。今回のリウマチ学会で学んだことを糧に今後の診療を頑張ります。

川崎F vs FC町田ゼルビア(0-1)

先日わが家の男子組3人で川崎F vs 町田の初対決を観に等々力競技場に行ってきました。今年からネーミングライツの関係で愛称がUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu (U等々力)となったそうです。

対戦相手は目下J1リーグ1位の町田… 斬新な戦法、球際の激しさでホームながら川崎Fはまともに仕事をさせてもらえず、退場者が出て1人少ない相手に0-1で完敗。町田の勢い、強さだけが目立った一戦でした。

ホーム、アウェイを通して初めて川崎Fの敗戦を目にした長男(ジュニア会員)は試合後に号泣… 。清水エスパルスが一昨年J2に降格したり、昨年J1に昇格し損ねてもなんとも思わなかったのに。あまりにも不憫で可哀そうなので、7月6日のジュビロ磐田 vs 川崎F (@ヤマハスタジアム)を観に行くことになりそうです(笑)。

この日は磐田はアウェイで京都に0-3で勝利し、降格圏から脱出、清水もアウェイで甲府に0-1で勝って、J2リーグの単独首位となるなど、静岡人にとってはいい1日となりました。藤枝MYFCも頑張れ !

第54回日本人工関節学会

先日国立京都国際会館で開催された第54回日本人工関節学会に参加してきました。京都に学会で来るのはJCR 2019以来… その後コロナ禍で3年ほどWeb開催が続いたこともあり、京都の街は大分久し振りな気がします。連休ということもあり、新幹線やJR京都駅界隈は外国人観光客でごったがえしており、一時のコロナ禍が懐かしいです。

会場の国立京都国際会館は大分年季が入っているなぁと思ったら、なんと私が生まれるだいぶ前(1966年)に開設されており、日本で最初の国立の会議施設だそうです(もうすぐ60歳 !)。ちなみに参加受付とポスター会場となったNew Hallは前回来た際(コロナ禍前)にはなかった気がする… 。

股関節では15年ほど前に流行ったminimally invasive surgery (MIS)の演題が絶滅、ちょっと前までトピックスだったDual Mobility Cup (DMC)の話題は激減、最近の流行はCurved Short Stem (CSS)、THAアプローチおよびナヴィゲーション関連という印象でした。

膝関節ではmechanical、kinematic、functional alignmentの論争が延々脈々と続いておりました。静岡に来て19年同じTKA機種を使っていますが、きちんと手術をすれば日常生活レベルではどれもあまり結果は変わらない気がするのは自分だけでしょうか。

学会期間中は大変寒かったですが、そこそこ天気にも恵まれ良かったと思います(静岡は雨続きだったらしい)。日整会専門医更新に必要な50単位(2025年3月更新)も無事確保できたので、4月からの新年度も心機一転頑張りたいと思います。

川崎ブレイブサンダーズvs 茨城ロボッツ(93-73)

先日実感帰省した際に川崎市とどろきアリーナで開催された川崎ブレイブサンダーズ vs 茨城ロボッツの試合を観戦してきました。横須賀の実家(馬堀海岸)から京急で横浜駅まで行き、湘南新宿ラインで武蔵小杉駅に到着しました。

実はB1リーグの試合は初めてでしたが、見慣れているB2やB3リーグの試合と比べて、試合内容はもちろん観客数(4,590人)や演出の派手さがレベチでした。アリーナのセンタービジョンは初体験でしたが、NBAっぽくてとてもいい感じです。現在検討中の静岡市の新アリーナ構想にも採用をぜひ期待したいところです。いつまでも静岡市中央体育館のままじゃ寂しすぎる… 。

試合は終始ホームの川崎がリードし、最終的には93-73の大差で前日の雪辱を果たしました。川崎(ブレイブサンダーズ & フロンターレ)ファンの長男は笑顔、茨城(ロボッツ & 鹿島アントラーズ )ファンの次男はマジで泣いておりました。

終了後は行き同じ道程で帰り、21時頃に実家に到着しました。横須賀の外れから等々力はやはり遠い… 。

第103回天皇杯決勝 川崎F vs 柏 0-0(8 PK 7)

先日天皇杯決勝(川崎フロンターレ vs 柏レイソル)を観戦すべく、国立競技場に行ってきました。今回私はチケットの先行抽選販売には落選しましたが、一般販売でなんとか家族5人分のチケットを確保出来ました。最終的にチケットは完売となりましたが、追加販売、リセールなどもあり、入手はさほど困難ではなかった気がします。一番安い指定席(SA席)でも1枚6,000円とお財布にはかなりキツかったです… 。

長男が大の川崎ファンの影響で、私も静岡人ながら最近は隠れ川崎ファンとなっています。今年の川崎フロンターレの試合観戦はなんと7回目(等々力3回、カシマ、埼玉、アイスタ、国立競技場1回ずつ) と、 なぜか地元清水エスパルスの観戦数4回(アイスタ2回、国立競技場、ケーズデンキスタジアム水戸1回ずつ)より多い(笑)。

我が家は私、妻、長男の3人が川崎ユニ着用し、元清水所属で現在柏所属の立田悠悟選手のことが大好きな次男は、黄色い柏ユニを着て観戦しました。次男は鹿島アントラーズファンであり、毎回川崎の対戦相手を本気で応援するアンチ川崎派でもあります。長女はサッカーそのものにあまり興味がなく、どっちが勝ってもいいという感じでした。

当日の入場者数は62,837人と天皇杯の最多記録を更新、選手入場時のチャントとコレオグラフィーは圧巻で、これを観るだけでも十分な価値があります。

試合は互いのGKが好セーブを連発し、一歩も譲らず120分経過しても決着がつかず、PK戦に突入しました。PK戦は10本目のGK対決でようやく決着し、0-0 (8 PK 7)で川崎が優勝しました。2シーズン振りのタイトル奪取で2024ユニフォームには7個目の星が輝くことになりそうです。

試合終了後は電車でJR川崎駅まで移動し、ラゾーナ川崎で祝勝会を兼ねた夕食を済ませ、横浜市内のホテルに泊まりました。

翌日は日産スタジアム(横浜国際総合競技場)のスタジアムツアーに参加しました。「Yokohama Final Stadium×3 STADIUM TOURS」と銘打っており、2002 FIFAワールドカップ、2019ラグビーワールドカップ、東京2020オリンピック競技大会のという、世界3大スポーツイベントの決勝戦が行われた唯一の競技場の裏側を観ることができます。ツアー参加はインターネットによる事前予約制で、料金は大人が1,000円、小人が500円でした。

ボランティアガイドさんに案内をしてもらいながら、選手と関係者しか入れないロッカールーム、ピッチ(陸上競技トラックまで)、VIP席などを約1時間で見学させていただきました。わが家の小学生3名も飽きることなく最後まで楽しめました。知る人ぞ知るスタジアムツアーのようですが、内容は秀逸でマジでお勧めです。

スタジアムツアー終了後は新横浜駅のグルメ通りで食事を済ませ、新幹線で静岡に戻りました。私的には新横浜ラーメン博物館に行きたかったのですが、ラーメン嫌いの子供に断固反対され断念しました(泣)。