足の外科虎の穴
足の外科を生業とする整形外科医 小林勇人のホームページ
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ランニング障害
ランニング障害
アキレス腱炎、ランナー膝、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、長趾伸筋腱炎(または前脛骨筋腱炎)は長距離ランニングに伴う4大障害であり、特に長趾伸筋腱炎は別名ultramarathoner’s ankleとも呼ばれます。文献的にはオーバープロネーション、きついシューズによる循環障害、筋力のアンバランス、eccentricな過負荷、ultramarathon shuffling gait (摺り足走法)などが原因とされていますが、われわれは足関節底屈時における、距骨頭による長趾伸筋腱の挟み込み(talar head impingement)も本病態の1つであると過去に報告しています(Kobayashi et al. J Orthop Surg (Hong Kong) 2007)。治療は安静や少量のステロイド注射が基本となりますが、再発を繰り返す難治例では下伸筋支帯の部分切開と腱鞘滑膜切除術が有効です。詳しくは
こちら
をご覧ください。
長趾伸筋腱腱鞘造影検査(狭窄部位で造影剤が途絶)