足の外科虎の穴

足の外科を生業とする整形外科医 小林勇人のホームページ

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2020年

島田ゆめ・みらいパーク

先日島田市の田代に2020年6月にオープンした、島田ゆめ・みらいパークに行ってきました。敷地面積が5,000平方メートルと広大で大型遊具が盛りだくさん(駐車台は109台)。「伊太和里の湯」にもほど近く、すぐ隣に臨時駐車場もあるので時期によってはかなり混み合うのかもしれません。

当日はかなり寒い日でしたが、東は伊豆ナンバー、西は浜松ナンバーの車もちらほら。敷地面積はかなり広いのですが、なにせ人が多く、特に遊具の周りはかなりの密の状態でした(笑)。

最近はコロナ感染のリスクを少しでも避けるため、大型商業施設はご無沙汰。あっ、鬼滅の「無限列車」は見に行ったっけ… 当時はまだましでしたが、今の静岡市内はコロナが蔓延しているので映画館はちょっと敬遠してしまいます。

ちなみに2021年4月に神戸で開催される予定だった中部日本整形災害外科学会(演題出しました)も早々に現地開催を諦め、Web開催が決定… 。私は今年の2月から一度も静岡県から出ていないのですが、 まだしばらく 軟禁状態が続きそうです(ワクチン打つまで?)。早く元の普通の生活に戻りたいですね。

無限列車

先日セノバのZARTに鬼滅の刃「無限列車」を観に行ってきました。昔からマンガ、ビデオゲームを一切見ない(北斗の拳は読んでいた… )、しない私ですが、さすがに公開後2週間で日本国民の10分の1が観たという話題性には勝てず、11月1日の映画の日に幸運にも予約ができたので楽しんできました。

事前にネットで少し予習した甲斐もあり、鬼滅の刃を知らなくても煉獄さんの最期は泣けました。会場はすすり泣く声がちらほらと、ファンならたまらんでしょう。迫力のある美しい画像も素晴らしかったです。フィクションとはいえ、久し振りにいいものを観させてもらいました。

これで原作やマンガを大人買いして読むことはないでしょうが、次作の劇場版が公開されるならまた是非行ってみたいと思いました。

Go To 掛川・焼津

先日短い夏休みを頂き、県西部の掛川と中部の焼津に2泊してきました。コロナ禍の中、「県境をまたぐ移動は慎重」を要されていたいため、今年は近場のみにしました。Go Toキャンペーンに関しては様々な批判がありますが、旅行・宿泊業関係者にとっては「座して死を待つわけにはいかず」、検温、3蜜対策、食事提供などにおいて様々な工夫が行われておりました。個人的には、Go Toはお財布にかなり優しかったです。

初日は最初に掛川の吉岡彌生記念館の見学に行きました。実は私は荒川区の東京女子医大第二病院(現東医療センター)で研修医を2年間していたのですが、新宿区の本院とは全く無関係であったため、吉岡一族を全く知らず… 静岡にゆかりがあったのも初めて知りました。日本で27番目の女医さんのようで、戦中・戦後の混乱期にかなりのご苦労をされた方のようです。

次に向かった掛川城では入場に際し、検温と個人情報の登録が行われました。ちょうどその頃、お隣の浜松市中区で日本最高記録の41.1℃が記録され、掛川もマジ暑かったです。早々に退散し、宿泊地である倉真温泉に向かいました。ここに泊まるのは2回目で、一昨年は「落合荘」、今年は別館の「翠月」に泊まりました。

翌日は掛川市生涯学習センターで開催されている「スケスケ展」を楽しみ、海沿いの150号を通って御前崎経由で焼津の高台のお宿(松風閣、Gホテルではない)に泊まりました。自宅から30分以内の生活圏内ですが、いざ泊まってみると新鮮… 。部屋と大浴場からの眺めは最高でした。

最終日は川根温泉、千頭方面にドライブに行き、音戯(おとぎ)の郷ミュージアムの見学に行ってきました。ここは建物全体が世界最大のオルゴールとなっているのですが、残念ながら整備中のためその音色を聴くことはできませんでした。その後は酷道362号を通って静岡の自宅に戻りました。

日本リウマチ学会教育施設の資格を更新しました

先日申請していた日本リウマチ学会教育施設の資格が無事更新されました。私が当院に赴任したのが2006年で、初回認定が2008年ですので 、かれこれ4回目の更新となります(有効期間3年)。リウマチ学会専門医となったのが2007年、指導医となったのが2012年… 月日が流れるのは早いものです。最近は側頭部に白髪がチラホラと… (笑)。これからもコロナ禍に負けないよう頑張ります。

American College of Foot and Ankle Surgeons®のconsensus statementに引用されました

2020年8月7日に発表されたAmerican College of Foot and Ankle Surgeons®の consensus statement に、私が2015年に発表した英語論文が引用されました。簡単に言えば、足関節症(炎)の診療ガイドライン(のようなもの)の参考文献のひとつに選ばれたのですが、自分の論文が世界的に評価され大変嬉しく思います。ガイドライン作成の根拠となる論文は、それなりの高い質(エビデンスレベル)が求められます。今後ともここ静岡から後世に影響を与えられるような研究論文を発表できればと思っております。

今年のリアルマラソン大会はなし…

毎年出場しているしまだ大井川マラソン(10月)、ジュビロマラソン(11月)は早々に開催中止が発表されましたが、12月の防府読売マラソンも大幅縮小開催(招待、実業団登録者100名、山口県民200名、防府市民100名、他若干名)のようです。そのため実質今年のリアルマラソン大会の参加はなくなりました(涙)。

大学3大駅伝でもある出雲駅伝の開催中止が決まっていたため、覚悟はしていましたが大変残念です。この調子だと2月の別大マラソンもせいぜいエリートの部のみの開催でしょう。新型コロナウイルス感染症対策のため致し方ないことですが、凹まずに来年に向けてマスク着用で練習を続けたいと思います。せっかくナイキの厚底シューズを購入したのに試せない… (笑)。

第93回日本整形外科学会オンライン学術総会

6月11日より第93回日本整形外科学会オンライン学術総会に参加しています。会期は8月31日までで、参加費18,000円を払えば基本全ての講演がネットで見ることができます(最後に確認のテストあり)。なにせ初めての試みなので仕方ないのですが、初めからトラブルが多い… 。問い合わせが多すぎて、主幹校やコンピューター担当のスタッフはしばらく寝れないのではと心配してしまいます。ちょっと前に「吉村寝ろ!」というのがありましたが、今は「慈恵、京葉寝ろ!」でしょうか。

ちょうど2020年3月末に専門医資格を更新したばかりで、現在教育研修の単位がゼロ。コロナ禍で全ての学会・講演会・勉強会が中止となっているので、8月31日の会期末までみっちりと講演を聴いてお勉強(点数稼ぎ?)します。

第134回中部日本整形外科災害外科学会(中止)

令和2年4月10日(金)~11日(土)に大阪国際会議場で開催予定だった中部整災学会は、新型コロナウイルスの影響で中止となりました。数年前から準備をしていた主催者・スタッフにとっては苦渋の選択だったと思われます。私は1日目に一般演題(足関節・外反母趾)の口演、2日目にポスター(足関節・足・趾)の座長を依頼されておりましたが、あえなく没となりました。これでは何もしていないことになってしまうので、とりあえず学術集会発表論文を早急に作成、学会事務局に送付しました。

ちなみに7月の第1週に緊急事態宣言の対象地域(九州地方)で開催予定の全国規模の学会参加も諦め、ホテルをキャンセルしました(多分開催するのは無理… )。コロナの早期収束を願ってやみません。

第50回日本人工関節学会

2月20日~21日福岡国際会議場、福岡サンパレス、福岡国際センターで開催された第50回日本人工関節学会に参加してきました。東京マラソンをはじめ、各地の不要不急のイベント(静岡マラソンも中止)が中止される中、マスク着用とハンカチ携帯のドレスコードありで開催されました。で、やはり欧米から講演目的で招待されたドクターのドタキャンがちらほら。なんでも前日の2月19日に米国のCDCが日本と香港への渡航注意勧告を出したとか。

1日目… ①TKAビデオセッション(内反&外反膝)、②THAビデオセッション(セメント&セメントレス)、③Robotic assited joint arthroplasty、④THA未来への提言、⑤人工関節レジストリーとJOANR、⑥THAアプローチ、⑦後方侵入THA軟部処理。

最近他人の手術を見る機会があまりないので、ビデオセッションは大変勉強になりました。ナビゲーションのみならず、最新の整形外科手術はAIとRobiticの時代に入りつつあるようです。10年後、20年後にはマニュアルTKA、THAを行える整形外科医は絶滅危惧種となるくらい減るかもしれません。誰が執刀しても正確なインプラント設置が可能となるのは患者さんにとって喜ばしいことですが、ナビがないと人工関節手術ができない医師が増えるのは困った問題です。

2020年4月から手術症例の登録(JOANR)が義務化されるため、⑤の講演は真剣に聴きました。基本全てオンラインで入力するので、最悪自宅でも仕事ができるのはちょっと助かります。が、現状でも当院の整形はブ●ック企業なのに、余計な雑用(失礼)が増えて頭が痛い… 。特に人工関節の登録はインプラントのバーコードを入力しなければならなず(現在はシール添付)、事務員の方に入力をお願いするのはちょっと無茶だべ… 。結局全部自分でやらなきゃならない気がします。

イブニングセミナーの後方侵入THA軟部処理は最近のトピックスのようです。その前のディベートセッションでも後方侵入が前方侵入より圧倒的に挙手で「いいね?」が多かったのが印象的でした。私は今後とも前方・側方法に浮気をせず、後方侵入法を極めたいです。

1日目は19時までみっちりと講演を拝聴し、その後は博多駅の「博多めん街道」で遅い夕食を済ませました。「長浜ナンバーワン」という名のお店、まいうー。

2日目… ⑧TKAアウトライヤー対策、⑨若年者THAの長期成績、⑩THAの歴史、⑪Dual mobility cup、⑫THA摺動面の進歩、⑬THA術後脱臼対策。

人工関節学会なのでTKA(膝)、TAA(足)、TSA(肩)、TEA(肘)の講演もちゃんとあるのですが、なぜか今回の学会ではTHA(股)のセッションばかり顔を出しています。今のマイブームはTAAではなく、THAなのでしょう(笑)。脱臼対策として、dual mobility cupの適応をどこまで広げてよいのか、今回のランチョンセミナー⑪でその答えが得られた気がします。

学会開催中にも日本各地のイベントの中止・延期情報が次々と発表され、日本全体が自粛モードとなっているのを感じました。4月の中部整災(口演予定あり)、リウマチ学会、5月の日整会と大規模な学会が続きますが、このままでは東日本大震災の時のように、Web開催となってしまうのでは危惧してしまいます。東京オリンピック、本当に大丈夫かなぁ… 。

厚底シューズ

先日Amazonで購入したNIKE ZoomX Vaporfly NEXT%(右側)が到着しました。そのちょっと前に練習用にゼビオの実店舗で購入したZoom fly 3(左側)と比較してみると、感動するくらい軽いです。長年(25年超?)アシックスのTARTHERを愛用していた私からすると、Zoom fly 3はやたらに重くて、正直●✖▽❔… という印象です。別に勝手に脚が前に出るという感じはしないし、値段と釣り合いが取れていないと感じるのは私の走り方が悪いだけかしら? 新着のVF NEXT%は軽い分、耐久性を犠牲にしていると思われるので、普段の練習にはとてももったいなくて使えません(笑)。厚底シューズでサブ3.5レベルのランナーがどの程度記録を伸ばせるかよくわかりませんが、次シーズンを今から楽しみにしています。偽薬(プラセボ)効果もあるはずだし…. 。