足の外科虎の穴

足の外科を生業とする整形外科医 小林勇人のホームページ

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骨軟骨障害
足関節のオーバーユースや繰り返す捻挫などが原因で主に距骨滑車、まれに脛骨天蓋の骨軟骨が損傷する病態をosteochondral lesion (OCL)といいます。初期の症例ではレントゲン変化がないため捻挫と誤診されることがあり、痛みが長引く場合にはMRIが診断に有効です。病期が進行した症例では、病変の部位と大きさによって骨接合術、順行性または逆行性ドリリング、micro fracture、掻爬などを行います。大半の症例が足関節の不安定性を伴っているため、外側靭帯再建術や遠位脛骨斜め骨切り術を並行して行います。





脛骨天蓋軟骨下骨嚢腫に対するbiplanar osteotomyを用いた遠位脛骨斜め骨切り術と逆行性ドリリング