足の外科虎の穴

足の外科を生業とする整形外科医 小林勇人のホームページ

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足根管症候群

脛骨神経が屈筋支帯(Laciniate靭帯)の中でガングリオン、足根骨癒合症、静脈瘤、神経腫などによって圧迫され、足底から足趾にかけてしびれや痛みが生じる病態を足根管症候群といいます。捻挫などの外傷や、ごく稀に足関節矯正骨切り術後に発症することもあります。原因のない特発性では保存療法が有効とされ、安静やビタミンB12の内服を行います。保存療法に抵抗、または占拠性病変が明らかな場合は、屈筋支帯を一部切除して圧迫の原因を除去し、脛骨神経の神経外剥離を行います。

特発性足根管症候群に対する脛骨神経剥離術

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ガングリオンによる脛骨神経障害(屈筋支帯近位)

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静脈瘤による脛骨神経障害

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神経腫による脛骨神経障害

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