先日所用で実家の横須賀に行ってきました。天気も良かったのでついでに横須賀軍港とショッパーズプラザに足を延ばしました。横須賀基地には普段静岡では決して見ない、駆逐艦や原潜(?)が普通に停泊していました。折しも集団的自衛権の問題で民間の抗議船がスピーカーで自衛隊の艦船に向かってスピーチをしていましたが、しばらくすると監視船に追っ払われてしまいました。隣のヴェルニー公園には旧大日本帝国海軍の記念碑があり、堂々と誇らしげに旭日旗がデザインされていました。昨今の日韓・日中の難しい関係の中、物議を醸しそうなモニュメントですが、周囲はひっそりとしており注目も浴びないのかもしれません。
横須賀市といえば、今年の人口減が日本一ということで先日話題になりました。ネットで調べてみると1992年に43万5千人いた人口が今年は40万9031人まで減ったそうです。自分の故郷でありいい街とは思っているのですが、国内ワーストとなった原因は、①東京、横浜への通勤ラッシュがキツイ、②山がちで平坦な土地がほとんどない(そのくせ地価が高い!)、③米軍基地のマイナスイメージなどが個人的に考えられます。風光明媚で良いところなのですが、市外の人にとっては横浜市の外れの方が住むには魅力的なのかもしれません。数年前に横浜横須賀道路が全線開通し、都心からのアクセスは抜群に良くなったんですがねぇ(静岡からの帰省も以前と比べて本当に楽です)…
各自治体とも人口減対策に苦心していますが、少ないパイの奪い合いで大都市への集中化は今後も進行すると思われます。静岡市も人口減に悩んでいるようですが、地震、原発のリスクなど問題もあり「浜岡原発再稼働」に関して難しい判断が迫られそうです。個人的には再稼働が決まれば人口減が急激に加速すると思いますが、時の総理大臣と静岡県知事はどう判断するのでしょうか…