先日国立京都国際会館で開催された第54回日本人工関節学会に参加してきました。京都に学会で来るのはJCR 2019以来… その後コロナ禍で3年ほどWeb開催が続いたこともあり、京都の街は大分久し振りな気がします。連休ということもあり、新幹線やJR京都駅界隈は外国人観光客でごったがえしており、一時のコロナ禍が懐かしいです。
会場の国立京都国際会館は大分年季が入っているなぁと思ったら、なんと私が生まれるだいぶ前(1966年)に開設されており、日本で最初の国立の会議施設だそうです(もうすぐ60歳 !)。ちなみに参加受付とポスター会場となったNew Hallは前回来た際(コロナ禍前)にはなかった気がする… 。
股関節では15年ほど前に流行ったminimally invasive surgery (MIS)の演題が絶滅、ちょっと前までトピックスだったDual Mobility Cup (DMC)の話題は激減、最近の流行はCurved Short Stem (CSS)、THAアプローチおよびナヴィゲーション関連という印象でした。
膝関節ではmechanical、kinematic、functional alignmentの論争が延々脈々と続いておりました。静岡に来て19年同じTKA機種を使っていますが、きちんと手術をすれば日常生活レベルではどれもあまり結果は変わらない気がするのは自分だけでしょうか。
学会期間中は大変寒かったですが、そこそこ天気にも恵まれ良かったと思います(静岡は雨続きだったらしい)。日整会専門医更新に必要な50単位(2025年3月更新)も無事確保できたので、4月からの新年度も心機一転頑張りたいと思います。