足の外科虎の穴

先日中東遠総合医療センターに見学に行ってきました。同病院は平成25年5月1日に掛川市立病院と袋井市民病院が統合され、33科、500床の総合病院として新たに誕生しました。元々中東遠地区は医師不足の静岡県の中でもとりわけ医師数が少ないため、今後医師や患者さんにとって魅力的な病院となることで、多くの研修医や若手医師が集まれば、中長期的には医師不足が改善することが期待されます。広々としたホテルライクな外来や病棟、最新の医療機器とドクターヘリ用のヘリポート、スタッフ用の保育所etc…　患者さんのみならず、働く側にとってハード面ではこれ以上はない施設であるといえます。手狭で決してキレイではない職場で働いている私からすれば非常に羨ましい限りです。外来と最上階の８階病棟(まさに小笠掛川展望台!)を一通り見学した後、2階のCROSS ONEという開放感のあるレストランで昼食を済ませ、隣のファミリーマートへ…

営業時間は7時から21時となっており、一見街中のファミマとあまり変わりはないようです。ここでコーヒーとお茶、お菓子を少々購入し、レジを済ませたところ妙な物を見つけました。なんじゃこりゃ(?)

デルマポア、シルキーポア、ステリストリップ、プロケア&リムーバー、ハイスパン、リモイスバリアetc…　普段われわれが使っている絆創膏、創部保護材や包帯が17円とか42円という値段でばら売りされていました。外来でたまに患者さんが洗い替え用の包帯や追加の絆創膏を希望されますが、これがコスト漏れの原因となることがあり、以前から問題だと思っていました。これならば「2階のファミマで2号のデルマポアを買ってくださいね」の一言で済むし、患者さん医療側にとってもメリットは大きいと思います。これは当院でも真似する価値ありですね。

その後菊川駅前のショッピングモール(遠鉄ストア、カインズホーム、セリア、エディオン)に立ち寄り、カインズで偶然見つけたTONE社製のTalor Spatial Frame (イリザロフ創外固定器)用10 mmソケットレンチセットに一目ぼれ。今まで使っていたKTC社製の10 mmコンビレンチでは、構造上どうしても貫通ワイヤーの増し締めができない箇所があったので、これでほぼ解決できそうです。お代は4,000円を超えましたが衝動買いしてしまいました。このTSFという大人のLEGO(おもちゃ?)に過去どれだけ私財と時間を費やしたことか…　たかがボルトを締めるだけなのですが、プロですので道具には徹底的にこだわります。

財布にはチト痛かったですが、その後は気分良く遠鉄ストアとセリアで買い物を済ませ、東名経由で20時頃静岡に戻りました。