先日富山県民会館で開催された第129回中部整災に参加してきました。今回は学会長からシンポジストに指名されていたため、前日にANAクラウンプラザホテルで開催された会長招宴に参加させていただきました。
会場にいるのは大変高名な先生ばかりで緊張しましたが、母校のY大学K准教授(バレー部の先輩)やH医科大学Y先生(同期)らと歓談し、アウェー感は若干薄れました。K先生、教授選頑張れ!?
20時半に散会後、世界一美しいスターバックスで有名な、富岩運河環水公園に走りに行きました。時は21時56分、閉店は22時30分なのでギリギリ間に合いました。周りはカップルや若者のグループばかりの中、Tシャツ、短パン姿のおじさんランナー(46歳)は異様です。しかも汗で冷えた体にフラペチーノはとても寒い… (笑)。
流石は自称世界一だけあって、ライトアップの美しさは半端ないです。かなりお金がかかっているようで、北陸〇行などがスポンサーをしてるようです。その後ホテルに戻ってスライドの最終調整を終えて寝たのが25時半、とても眠かったです。
学会1日目… PC受付に時間がかかるのが嫌なので、7時45分に総合受付に並んでいたら、なんと1番手ではないですか。No. 000001のネームタグをいただき、気分はハイに。PC受付も当然スムーズでした。
足・足関節… 一般演題(症例報告含む)が続きました。同じ足の外科でも分野が違うとチンプンカンプンなので、大変勉強になります。自分の興味があまりない分野は、知識もup to dateされないので困ったものです。
RA薬物治療… 中外〇薬が後援となっているランチョンでした。内容は秀逸でしたが、昨今の流れでお金を出してもらっている都合上、どうしてもメーカーの製品宣伝をせねばならず、途中からIL-6阻害剤の話にすり替わっていました。
足部・足関節疾患の外科治療… ①RA足、②外反母趾(PSO)、③成人期扁平足、④人工距骨、⑤変形性足関節症の5セッションからなるシンポジウムで、私の担当は最後の⑤でした。講演のタイトルは「変形性足関節症に対する遠位脛骨骨切り術-プレートを用いた術式のポイント」とさせていただきました。何も考えずにスライドを作ったら、軽く50枚を超えてしまったので、直前に40枚弱まで減らしました(持ち時間は2, 3分の質疑応答含めて15分)。万が一フロアの反応が悪く、座長からしか質問がなかったらどうしよう、とずっと心配していましたが幸い杞憂に終わりました。ありがたいことに質問が続き、時間の都合で予期せぬ場外戦(?)に発展しました。来場された先生方、誠にありがとうございました。
フットケアの現状… 米国におけるOrthopeadic foot and ankle surgeon (MD) vs Podiatrist (DPM)、日本における足の外科医(整形外科) vs 足病医(形成外科、血管外科、循環器科、皮膚科)のライバル関係、対立構図(?)について分かりやすく解説していただきました。いつもながらT教授の講演はユーモラスで素晴らしいです。
学会2日目… 雨もあがったので、早朝から富山ライトレール沿いに、日本海の岩瀬浜まで走ってきました。朝イチにセッションに間に合うよう、最後はかなりペースアップしたため、ヘロヘロになりました(笑)。
Ilizarov paradigm… ロシアから初来日したProf. Gubinによる講演で、大変聞き取りやすい英語で理解しやすかったです。今後のIlizarov法のキーワードである、①control、②barrier、③stimulation、④comfortについて解説していただきました。講演会場に奥さんとお子さん2人を連れてきていたのが印象的でした。
シンクロ井村HC … さすが9回のオリンピック(全てメダル獲得)を経験しただけあって、年齢を感じさせない若さと声の迫力を感じました。選手を徹底的に追い込む指導スタイルは、大学院生をアカハラで追い込む先代の某教授(deceased)を連想させました。時代の流れなのか、精神的に追い込む方法は、残念ながら教育やスポーツの世界でも否定されつつあります。効果的に結果を出す方法であるのは間違いないのでしょうが… 。
リウマチ大関節障害… ヤンセン〇ァーマが後援となっているランチョンでした。割とGLM色が少ない講演に思われました。スポンサーやCOIの問題で、公平かつ本当に言いたいことが言える講演はなくなりましたなぁ… 。
有意義な3日間もあっという間に終わり、富山ブラックラーメン関係のお土産を購入し、静岡に戻りました。そろそろ次の一手を考えないと。Where do we go next ?