先日岐阜県よりW先生が手術見学に来られました。W先生は私と同世代(アラフォー)ながら、近畿地方の某有名病院に手術見学に行くなど、技術習得に大変熱心な先生で頭が下がります。当日は複数手術を行う難儀な症例あったため、当直明けに遠路はるばる藤枝まで車で来られたW先生には長時間ご苦労をかけてしまいました。昼食も摂らずに夕方までぶっ続けで手術をしていたため、手術後は2人とも空腹でヘロヘロ状態に”(-“”-)”。折角来ていただいたのでW先生と懇親も兼ねて院外で食事をし、解散しました(もちろん私は病院戻り)。
10月末の「日本足の外科学会」では、遠位脛骨斜め骨切り術に関する演題が15題ほど採択されており、足関節固定術や人工関節に代わる、関節温存手術が全国的に注目されているのがわかります。当院はロッキングプレートと楔状人工骨補填剤を用いた低侵襲内固定法のパイオニアであり、症例も多くノウハウを蓄積しているので、今後は術式の標準化を目指していきたいと思います。